首筋の肩こり
肩こりは、首筋から背中にかけて、「こる」感じの不定愁訴や、動かすと痛みが走る肩こりもあります。
ここで、紹介するのは、首を右に倒すと、右の首筋に「ピキッ」と痛みが走る、そんな首筋の痛み、首筋の肩こりの症例です。
首を右に倒すと、右の首筋が痛い
定期的に通っていただいている看護師さんです。
首を動かすと、そのたびに「ピキッ」と首筋に痛みが走って、痛くてどうにもならない、ということでご来院いただきました。
動診(どうしん)、体を動かしてもらい、その動きの不具合、どのような動きで痛みが出るのかを確認します。
体の末端の動きから、確認してみますと、腕も肩回りも、その動きに不具合は、確認できません。
やはり、首周りに問題がありそうです。
首を左右にねじってもらいます。
この首を左右にねじる動作でも、軽く右の首筋に痛みが出現します。
さらに、首を左右に倒してもらうと、首を右に倒すと、「痛い!」と思わず声が出ます。
首を右に倒すと、右の首筋にいたみが走ることが確認できました。
腕、肩関節には問題がなく、首を右に倒すと、右の首筋に痛みが走る症状は、その発症のメカニズムを理解しているため、盛岡せんぼくバランス治療院の「お家芸」のひとつとなっていて、瞬間芸のように、その痛みは解消するハズです。
さっそく、そのポイントを施術しますと、やはり、首を右に倒しても、首筋に痛みはでなくなりました。
あ~ら不思議、と喜ぶ看護師さん。
「この症状の原因はね、目の使い過ぎですよ」とお伝えします。
「何か目を使いすぎることは、しませんでしたか?スマホを長時間みるとか、本を長時間読んでいたとか、、、」と聞いてみます。
すると「あ~、心当たりがあります」とのご返事です。
目の使い過ぎが原因の肩こり
「最近、無料で小説が読めるサイトを見つけて、スマホで小説を読むことにハマってました」とのことです。
目には、手とおなじように、「利き目」というものがあります。
この看護師さんは、右目が利き目にちがいありません。
「いまは、カメラなんて使わなくなって、スマホで写真をとりますけど、カメラのファインダーをのぞく目は、右、左のどちらですか?」と尋ねます。
「右ですね」
「右目が利き目ですから、スマホで小説を読むときも、利き目の右目をより多く使ったため右目に疲れが出て、右の首筋に痛みがでるようになったのだと推察します」と説明します。
目の使い過ぎで「コリ・ファシア」ができる部位は?
目の使い過ぎで、筋肉に「コリ・ファシア」が形成されてしまい、首を右に動かすと、右の首筋に痛みを出す、原因となっている部位は、ここです。

後頭骨の外後頭隆起、僧帽筋の起始部です。
この外後頭隆起を丁寧に触れて、目を動かしてもらうと、この外後頭隆起の部位が、目の動きと同じ動きをすることがわかります。
どのような筋肉の連結で、目の動きと、この外後頭隆起の動きが連動するのかは、わかりませんが、確かに目の動きを外後頭隆起の動きは連動しています。
このことから、目の使い過ぎ、目を同じ方向にばかり動かし続けると、この外後頭隆起がおなじ方向にばかり動き続けるため「コリ・ファシア」が形成される、と考えることができます。
僧帽筋は首を同じ方向に側屈、横に倒す動きをしますから、
「コリ・ファシア」ができた僧帽筋を作動させると、痛みが生じることになります。
②盛岡せんぼくバランス治療院・整体の原理その2
「コリ・ファシア」が形成された筋肉・筋膜を収縮・作動させると「痛み」が出現する。
「コリ・ファシア」が形成された筋肉・筋膜を牽引・ストレッチすると「はり感」が出現する。
「整体の原理その2」のとおりです。
目を使いすぎたことにより、僧帽筋の起始部である外後頭隆起に「コリ・ファシア」が形成され、「コリ・ファシア」が形成された僧帽筋を右倒しに収縮、作動させると痛みが出現する、というメカニズムです。
セルフケアの方法
お馴染みの看護師さん、瞬く間に、右の首筋の痛みがなくなったので、大喜びしていただきました。
あとは、外後頭隆起の「コリ・ファシア」ができる部位を自分で触って、覚えてもらい、
自分の親指の「爪」を使って、ひっかくように、その「コリ・ファシア」を剥がす手技を練習してもらいます。
これで、目が疲れたときは、「ここを剥がすと大丈夫ですよ」と伝えます。
盛岡せんぼくバランス治療院のお家芸が、やはり、上手く決まって大成功の施術となりました。
ありがとうございます。


